ナルコレプシーが発症する4つの原因とは?どういう人がかかりやすいの?
寝ても寝ても眠い、こんな症状はありませんか?
学生時代は、睡眠時間が足りているはずなのに、なぜか授業中眠く眠くて仕方ありませんでした。それも怖い先生の授業の時に限って・・・
もしこれが、運転中や、大事な会議中だとしたら、大変なことですよね^^;日常生活に支障が出るほどの眠気は、もしかしたら、ナルコレプシーのせいかもしれません。
今回はそんなナルコレプシーでお悩みの方のために、原因や対策についてご紹介していきたいと思います。
ナルコレプシーとは?
ナルコレプシーってなかなか聞きなれない言葉ですが、実は私達日本人にも比較的多い症状で、特に10代から20代にかけて多くみられる症状です。
ナルコレプシーとは、どのような症状かというと突然の強い眠気に襲われ、居眠りをしてしまう、生活に支障をきたす病気のことです。その強い眠気は、3日間寝ていないのと同様の強い眠気でだといわれています。。
前日に良く寝ていても昼前から眠気におそわれ、数回居眠りをしてしまいます。居眠りの時間は20分前後で、寝た後はすっきりとしますが、その数時間後にまた強い眠気がやってきて、居眠りを繰り返してしまいます^^;
また、びっくりする、大笑いをするなどの強い感情の際にも、力が抜けてしまう情動脱力発作や、睡眠に入る際に、幻覚を見たり、幻聴を聞いたり入眠時幻覚があります。
では次にそんなナルコレプシーが発症する原因についてご紹介していきたいと思います♪
ナルコレプシーが発症する原因は?
ナルコレプシーの原因は大きく分けて以下の4つあるといわれています。
- オレキシン
- 遺伝
- レム睡眠
- 生活習慣
それぞれ少し詳しく見ていきましょう♪
オレキシン
オレキシンとは脳を覚醒させる作用がある物質のことで、これが少なくなっていくことが原因だとされています。
オレキシンがなぜ異常をきたすかは、まだはっきりとは解明されていませんが、ある仮説によると、体から異物を守る生体システムが誤作動してしまうからではないかと言われています。
遺伝
必ずしも遺伝するわけではないですが、両親がナルコレプシーの場合同様の症状が出る確率は高くなるとされています。
レム睡眠
睡眠と覚醒のリズムに大きな乱れがあったり、通常ではありえないタイミングでレム睡眠に入ることも原因の一つになります。
生活習慣
アルコールの過剰摂取によって睡眠中に目が覚めてしまったり、ストレスや、夜中のネットサーフィンなども、睡眠不足を引き起こす原因になったりもします。
では次の章でナルコレプシーの対策方法についてご紹介していきたいと思います♪
対策はどのようにすればいいの?
ではナルコレプシーの対策はどのようにすればいいのか?こちらも以下の4つの対策方法をご紹介していきたいと思います。
- 良質な睡眠
- 食事
- 寝る前
- 病院
それぞれ詳しく見ていきましょう♪
良質な睡眠
ナルコレプシーの症状を軽減する対策は、まずは、良質な睡眠が必要です。夜間の睡眠時間の確保のため、寝る時間と起きる時間を決め、規則正しい生活を送るようにするのが一番です。
毎朝、決めた時間に起きて、太陽の光を浴びるのが大切です。朝の光を浴びると、体内リズムが整い、夜に同じ時間に眠くなるという利点もあります。
食事
一日3食とることも必要です。3食とることで、体内リズムが整います。朝食を抜かずにしっかり食べるといいでしょう。また、楽しみながらよく噛んで味わって食べることも、オレキシンの分泌を増やし、症状を軽減する作用があります。
寝る前
寝る前のパソコンやスマートフォンの使用も控えたほうがよさそうです。部屋を暗くして、リラックスした状態で眠りにつきましょう!昼間に眠気が生じたら、可能な限り、短時間の昼寝も有効的です。30分以内での昼寝は眠気の改善に良いといわれています。
病院
ひどい症状の時は、精神科、神経科、心療内科を受診するのも必要です。薬による治療で改善できる可能性があるからです。長い治療期間になるかもしれませんが、少しずつ軽減されますので、この症状をしっかりと理解し、根気強く改善していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
実は私も高校生のころまで常に眠い状態が続いていましたが、社会に出てから規則正しい生活を送ることによりそういった症状がなくなっていきました。
ナルコレプシーかな?と少しでも疑問に思われた方は、ストレスや疲れをためずに、睡眠時間を確保する、規則正しい生活を送るなど、日常で実践できる方法は試していきましょう♪